レジストリ/レジストラ/リセラーとは

ドメインは、どのように管理されているの?

「ICANN」とは(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)
世界のドメイン名を取り決め、IPアドレスの割り当てを行っている非営利団体


レジストリとは
データベース(ドメイン名、DNS情報)を、一元的に維持管理してる機関


レジストラとは
「ICANN」機関から認定を受けてる「レジストラ」が、ドメイン登録申請を受けて
登録業務を行い、レジストリのデータベースに登録する機関


リセラーとは
レジストラを経由して、ドメイン登録業務が行える(レジストラの代理店)

世界中のドメインの管理は、「ICANN」「レジストリ」「レジストラ」で成り立っています!

ICANN(アイキャン)

Internet Corporation for Assigned Names and Numbers

ICANN(アイキャン)は、「ドメイン名」や「IPアドレス」に関する全体的な管理を行う国際的な非営利組織で、トップレベルドメイン(TLD)の管理を行っています。

  • ドメイン名やIPアドレス」などの情報を管理
  • DNSルートサーバシステムの運用および調整

また、ドメイン登録業務を行う「レジストラ」を公認する権限も持っています。

TLD:Top Level Domain(トップレベルドメイン)の略称
ドメイン名の「ドット」から始まる「.com」「.jp」などのこと

ドメイン

レジスト

ドメイン名をデーターベースで管理する「レジストリ」

レジストリは、TLD(トップレベルドメイン)単位で管理を委託されている組織になって、
トップレベルドメイン毎に、運用管理していることになります。

TLD(トップレベルドメイン)レジストリ
[.com] [.net]アメリカの「Verisign, Inc.」
[.biz]アメリカの「Neustar, Inc.」
[.info]「Afilias, Inc.」
[.org]「Public Interest Registry」
[.jp] [co.jp] [日本語jp](株)日本レジストリサービス(JPRS)
[.shop] [.tokyo]GMOドメインレジストリ(株)
TLD(トップレベルドメイン)ごとに「レジストリ」が存在します

それぞれの、TLD(トップレベルドメイン)には、情報が蓄積したデータベースを持っており、
「ドメイン名・IPアドレス」といった情報を「登録・管理」の業務になる

権威DNSサーバー
「レジストリ」の役割

レジストリは、二重登録されないように、ドメイン名の登録を受け付けたり、
DNS情報が格納されている、レジストリデータベースの管理業務を行ってます。


一般ユーザーからの、直接の申請する業務は行いません。
ユーザーは、レジストリからではなく、レジストラから申請することになりますね!


レジストラに対しては、共有の登録システム(SRS)へのアクセス権を承諾していて、
すべてのレジストラに対して、中立の立場であることが要求されています。

SRS(Shared Registry System 共有登録システム)とは
アプリケーションツールで、レジストリデータベースにドメイン情報を登録する事が出来る事

  • ドメイン名の運用(ドメイン名の発行や更新)など
  • レジストリデータベースの管理(登録される情報の管理)
  • DNSサーバーの運用(権威DNSサーバーの運営

レジスト

ドメイン名の申請を受けて「レジストリ」に登録

レジストラは、各トップレベルドメインのレジストリと契約を結び、
リセラ(再販事業者)や、一般ユーザーに対して登録業務を行うことができます。

但し、「レジストラ」の業務を行えるのは、「ICANN」の認定方針や認定規約に基づき、
「ICANN」からの認定が必要で、指定事業者ということになりますね!

リセラ(再販事業者)や、一般ユーザーからの、ドメイン名の申請を受けて、
「SRS」を使用して「レジストリデータベース」に直接にドメイン情報を登録が行えます。

また、レジストラは、契約のもとに、価格や、サービスを差別化して運営することができる

リセラー

レジストラに取り次ぐ「再販事業者」


レジストラとの契約(委託)のもと、ユーザーとレジストラの間に立ち、
ドメイン名の登録に関して、各種の申請業務を行っています。

ですので、「SRS」を使用して、ドメイン名を直接登録することはできません。
レジストラに、取り次ぐサービスを行う「再販事業者」としての立場です。

ドメイン名の管理体系

レジストラ仕組み

一般ユーザーが、独自ドメインを取得する際は、リセラ(再販事業者)経由か、若しくは、レジストラから契約することになります。

レンタルサーバーでも、ドメイン取り扱って場合も多く、代理店としての立場や、
「お名前.com」や「ネットオウル」の様に、レジストラとしてサービスを提供しています!

ドメインといえば「お名前.com」と言われるくらい、日本で最大なレジストラになりますね!
日本のレジストラは、15社程度しかありません!

ムームードメインは、レジストラ「米 eNom」や「お名前.com」契約して再販していて、
バリュードメインは、「GMO、eNom、KeySystems」と契約しています!

ですので、ドメインとしての機能は、どこで契約しても同じですが、独自のサービスやサポートに伴い、または管理画面のサポートや、価格も大きく変動することになってしまいます!